The Monochrome Room

豊原康久 × 金村修トークショー

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常磐自動車道
Joban Highway


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最近忙しくて、帰るとPCを開く気力がない。
23時を過ぎるともうオネムモードで、24時の睡魔には到底勝てない歳になってしまった。
若い頃は何時まででも起きていられたのに。。。

先週の出来事で、時間が経ってしまったが、面白いトークショーに参加したので、
これだけはまとめねばと、頑張ってちょこちょこ文章を書いて非公開で保存してた。
最近は、このパターンが多く、完成したら公開するという形にしている。
文章を書くのが好きなので、だらだら書いてしまう。

サード ディストリクト ギャラリー 3rd District Gallery

2009.6.9-21
豊原康久
「 Street Photographs 」
6.19 ティーチイン!
豊原康久 × 金村修トークショーに行った。




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新宿三丁目のサードディストリクトギャラリーにて、
1994年に木村伊兵衛賞を受賞した写真家豊原康久さんと、2000年史上2番目の若さで、第19回土門拳賞受賞した金村修さんのトークショーがあり参加して来ました。

金村さんにお会いするのは私は初めてだったので、どんだけ怖い人なのかとドキドキして一番前を陣取り待ってました。
何で一番前が空いてるんだろうと思いましたが(笑)

ところが予想を反して終始和やかムード。
話の展開はとても早く、メモるのはとても大変で、やっぱり頭の回転が早い人だなという印象。
頭が良さそうだというイメージはそのままでしたが、怖そうというイメージはなくなりました(笑)
お2人ともテンポが良くて、とても面白く、ずっと笑ってました。

一番前だからか、サングラス越しの目と何度も合い、反らすのも失礼なので(笑)、そのまま見つめてた。それもおかしいですが。
実は人の目を見るのは好きで、話す時もきちんと人の目を見て話しましょうと思う。
でも、金村さんはサングラス越しだったけど(笑)

金村さんの豊原さんの写真に対する分析。
・背が高いから(身長186cm)、目線が上から下
・人間がマネキン的でモノ化している風景写真
・躍動感がない
・血が抜けた感覚
・人間を消す
・人と関係性を持つ写真ではない
・ディスコミュニケーションによって成り立つ
・いつの時代だかあまり分からない
・時代性を感じさせない

と、メモってある。
メモってる本人はビールを飲みながらの為、あまり記憶にない。

今回の豊原さんの個展は20年分のネガからセレクトされていて、90年代の写真が中心とのことだった。
確かに年代がいつだか分からない。
古いものもあれば、比較的新しいものもある。
でも、いつ頃かははっきりわからない。
そういう印象を受けた。

2人の会話で印象に残っているのは、ディスコミュニケーション。
これはお2人とも意見が合っていた。
人と関わりたいなんて思わないし、無意味に撮ることに意味があるということ。
人もマネキンのように風景と化して写っている。

ストリートスナップは考えずに撮れるから、いいとのこと。
この「ストリートスナップは考えなくていい」という言葉をこの日何度も金村さんの口から聞いた。
でも実際金村さんの場合は、かなり考えてるはずじゃないかなと思った私。
それは、最近出版された金村さんの本「漸進快楽写真家」を読んでも分かる。

そっか、ポートレートじゃないから、いちいちコミュニケーションを取らなくていいんだ。
ストリートスナップって、そういう街行く人々も街の風景と化して写真に閉じ込めてしまう。

観客からの質問で、写真の中で女性が多いが?という豊原さんへの質問の答え。
セレクトの段階で女性が多くなっていくとのこと。
やはり自然に好みの女性を撮っている。
男か女しかいないんだから(笑)って言ったのは、金村さん。
バンバンすぐツッコミ入ります。

その他、金村さんの初個展の話から、当初森山大道と似ていると言われ、
それを否定するのに大変だった話、かと言って勿論森山さんを敵対しているわけではないので大変だったということ。
金村さんの師匠(写真家鈴木清)の話。
豊原さんの江ノ島で何度も捕まってる話(笑)、ニコンの審査で5度落ちてる話、
金村さんは5回も落ちてるなんて凄い、普通そんなに落ちないよって笑ってました(笑)
受賞してる人でも関係なくそれだけ落ちるということ。

ロッテルダムに金村さんは招待されたが、飛行機代は出たが別に行きたくなかったから行かなかった。
豊原さんが江ノ島で捕まるっていう話をしたら、木村伊兵衛賞のブロンズ像持ちながら撮影するとか、
木村伊兵衛賞受賞のたすきとかしてれば、掴まらないで大丈夫じゃない(笑)、バックに木村がいるぞって(笑)
(そもそも普通の人は木村伊兵衛が、どういう人かなんて分からないのに(笑))

あとは、細かい話だと、金村さんの写真学校時代の話で印象に残ってるのが、
先生に大阪行って写真撮って来い、撮って来なかったら教えてやらないと言われ、
1日100本大阪に行って撮ってきたという話。
個展「チャイナ・ホワイト」も2日間で撮って来たもの。
滞在型でなくてもいい。
とにかくセレクトは、全て撮ったあとにする。

毒舌&軽快トークの金村さんと堂々と構えた豊原さんのボケ&ツッコミはかなり面白かった。
沢山出てきた写真家の名前は、これから調べて、私なりに勉強したいと思います。

金村さんがどうしても、何度見ても、若い頃の長渕剛にしか見えなかった(笑)
無骨な人っぽく演じてるだけで実は照れ屋で、とても繊細、周りにとても気を使う優しい人に見えました。

豊原さんも身長が高く強面でちょっと近寄りがたいイメージがあるが、話すととても優しそうな人。
ま、でもこの2人がいたら、多分近寄れない。

写真は、一番前から2人を堂々と撮れなくてビビりながら、ノーファインダーで撮った写真。
この2人に堂々とカメラは向けられない。

っていうか、会場の雰囲気を撮ってる人はいても、この2人を撮ってる人は誰もいなかった。

勇気ある一枚。



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by Non-Plan | 2009-06-23 00:00 | Talkshow