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#230

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Tokyo, Jimbocho



いつ通っても、何度見ても、撮りたいと思うところが何箇所かある。
何度も何度も通りたくなり、何度も撮っている。
毎回光の当たり具合が違うから、同じ写真は撮れない。

絵になる景色って誰が撮っても絵になるのかも知れない。
別に私がわざわざ撮らなくても、と思ったりする。

でも、ゴミ箱だったり、その辺にある小物だったりっていう
所謂何でもない日常の中の景色って、その人独特の空気感が写る気がする。

というより、全て「愛情」なんだ。
そうなんだ。
被写体が物でも人でも、全てそのものへの愛情なわけだ。

その物への愛情そのものが、写り込んでいるわけだ。
だから、違うんだなぁ。
そっかそっか。納得した。
と、書きながら自分で納得してしまい、完結。
意味不明ですみません(笑)








人の写真を見るのは、とても勉強になる。
自分に撮れない写真を見ると凹む。
凹むっていうか、ある意味嫉妬に近い。

こういう時の感情って何て表現すればいいのかわからない。
いいなぁ、カッコイイなぁ、飾りたいなぁ、欲しいなぁとか、
そこから自分の写真を考え、いやでも待てよ。
でも、私の撮りたい写真って、こういうんじゃない。
素敵だなぁとは思うけど、私の撮りたい写真ではない。
撮りたい写真は自分で撮ればいい。
そりゃそうだ。

なぜか、綺麗な花は撮りたいと思わない。
むしろ、控え目な道端の草木に目が行く。
古びた物に美を感じる。
年輪を重ねたもの。
日々見ているもの。
綺麗なものを綺麗だと思い、撮りたいと思うのは当たり前な気がする。
でも、人によって綺麗だと感じる物が違う。

もしかしたら、そこにある花は私にとっては綺麗でも、
他の人にとっては全く綺麗じゃないかも知れない。
しかも、別に綺麗なものをわざわざ撮らなくてもいいと思ってしまう。
綺麗じゃないものを如何にして綺麗に撮るか、の方が私はとても興味がある。
自分が惹かれるものへの自己分析もしなければならない。

そこにある寂れた家屋を美しいと私は思う。
でも、ただ単に汚いと思い通り過ぎる人の方が多いかも知れない。

別に共感を得る為に撮ってるわけじゃない。
自分が撮りたいと思うものを撮ってるだけだ。

そうだ。
別に人の為に撮ってるわけじゃない。
誰からも共感を得られなくてもいい。
人の為に撮ってるわけじゃないんだから。

そう思うと少し楽になる。
たまにそんなことを考えたりしている。
by Non-Plan | 2009-04-19 11:19 | PHOTO

hallo.


by Non-plan